楽じゃないけど、楽しい人生を!

〜読書好きな1児の父の成長記録〜

「第6の習慣」は楽しい

この記事ではスティーブン・R・コヴィーさんの「7つの習慣」にある
「第六の習慣〜シナジーを創り出す〜」のまとめ及び個人的備忘録です。

本記事のまとめ

第六の習慣〜シナジーを創り出す〜のシナジーとは簡単に言えば
全体の合計は個々の部分の総和より大きくなる
ということである。

シナジーとは

シナジーについて、本の中では

シナジーはあらゆる人の人生において最も崇高な活動であり、他のすべての習慣を実践しているかどうかの真価を問うものであり、またその目的である。

とあるように、他の習慣はシナジーを生み出すためにあると言っても過言ではない。
そしてこのシナジーは日々の生活でも作り出せる。
そのためには内面が安定し、心を開いて物事を受け入れ、冒険心に心躍らせる必要がある。

第二の習慣〜終わりを思い描くことから始める〜もこのシナジーを考慮した終わり(結果)を思い描くことに他ならない。

シナジーを創り出すために

他の習慣を実践しているとわかるように、大切なのは信頼関係である。
シナジーを創り出す前提も相手との信頼関係が不可欠である。
お互いが心を開いて信頼し合い高みを目指していく姿勢を持つことができればシナジーを創り出せるのである。

勇気

シナジーを生み出すプロセスの早い段階で必ずと言っていいほど必要になってくるのが勇気である。
なぜなら自分自身にとことん正直になり、自分の本当の姿を見せ、自分の内面あるいは組織や家族の状況に正面から向き合い、どうしても言わなければならないことに気付くからである。
それを口にするのは大きな勇気と本当の愛情がなければできることではない。
だから、相手も心を開いて正直になり、自分自身をさらけ出す。その瞬間からシナジーのコミュニケーションが始まり
どんどんコミュニケーションはクリエイティブになり、最初に思ってもみなかったような結果を得られるようになる。

カオスの淵

あと一息でシナジーを作り出せそうという時に、カオスの淵に引っかかったまま進まず、ただの混乱で終わってしまうこともある。
このような混乱で終わった経験をしてしまうと次に何か新しいチャンスに巡り合っても以前の失敗が蘇り
シナジーを創り出すなんて無理だ」
と最初から諦めてしまい、シナジーを創り出すのを自分から断ち切ってしまう。
たった一回の失敗で他のチャンスを潰してしまうのはとてももったいのないことだ。

シナジーの効果

シナジーを感じることについて、本書では

人は一度でも本物のシナジーを経験すると、それ以前の自分に戻ることはない。
あれほど心が広がり、もうね踊る冒険にまた出会えることを確信できるからである。
だからと言って、以前経験したシナジーをそっくりそのまま再現しようとしても、うまくいくものではない。
しかし創造的なことを成し遂げようという目的意識ならば、いつでも再現できる。

とある。 シナジーを感じられるようになるとそれ以前の自分には戻ることはできない。
かといって過去に感じた同じ方法でシナジーを再現させようとするのは難しい。

シナジーを創り出すために2

シナジーを創り出すために必要なのは
まず自分自身の中でシナジーを創り出すことだ。
そして自分自身の中でシナジーを創り出すためには
第一、第二、第三の習慣が身につけることで心を開き
自分の脆い部分をさらけ出すリスクを負っても、内面がぐらつくことはないし
第四の習慣のWin-Winを考えるためのマインドも育てることができ
第五の習慣の本質を体現できる。

違いを尊重する

シナジーの本質は違いを尊重することでもある。
相手の行動は自分のパラダイムとは異なることを認識し、それを尊重し受け入れることが必要である。
つまり誰もが世の中のあるがままを見ているのではなく
世の中を「自分のあるがまま」を見ているということに気付く必要がある。
違いを尊重することによって自分自身の視野も広がるだけではなく相手という人間を認めることにもなる。

内面でのシナジー

自分の考えと「間違った考え」しか見えない時は
自分の内面でシナジーを創り出して第3の案を探すことができる。
ほとんどどんな場合でもシナジーに溢れた第3の案は見つかる。
Win-Winの精神を発揮し、本気で相手を理解しようとすれば、当事者全員にとってより良い解決策が見つかるはずである。

感じたこと

シナジーについて

正直、抽象的すぎてよくわからん。笑
読んでる時は「Win-Winを考えてたらその延長線上にあるもんでしょ」ぐらいでしか考えていなかった。

ただ、ちょうど今日妻と話していてシナジーを感じる場面があった。

最近家事を妻に頼ってしまうことが多く「あなたは言わないとやらない」と言われ
「それを言うのにもエネルギーを使って疲れて自分が不機嫌になるのが嫌だ」と告白された。
主体的に家事をできていない自分は恥ずかしい限りだがこうやって話してくれた。
話し始めるのにも、最初はただ不機嫌で「もっと主体的になってほしい」とだけ言われただけで話してくれなかった。
自分の耳が痛くなるのを覚悟して「どういうところが主体的にできてなかったかな」と素直に聞いてみたらたくさん出てきた。
たくさん溜まっていたものがあったみたいだ。
耳が痛いものの、自分をしっかり持ち、心を開く意識を持って「妻の言っていることをしっかり受け入れよう」という姿勢を心底思いながら話を聞いていたら少しずつ話してくれた。
最終的に「〜が嫌だけどどうしたら良いかわからない。どうすれば良いかな?」と相談してくれた。
妻が心を開いてくれたことを感じると僕も話しやすくなり 「たくさん家事を頼んでしまっているけど、妻の〜が嫌な部分は僕がやるのはどうかな。今度から声をかけるよ。」など提案することができた。
すると妻も「ありがとう、一回それでやってみよう!」と前向きに捉えてくれるようになった。

小さなことかもしれないが、これも一つのシナジーではないだろうか。
自分の芯を持って、心を開いて相手の話を相手の立場になって話を聞く。
私的成功の第一〜第三の習慣もまだまだ意識しないとできないが、今日はシナジーを少し感じられてとても嬉しかった。
「これがシナジーってやつか?!」と少し感動しました。

これだから第六の習慣は楽しい。笑
効果を実感できると、何事も楽しく感じますよね。

心に残った言葉

個人的に下記の言葉は刺さった。

自分の考えと間違った考えしか見えない時は
自分の内面で第3の案を探し出すことができる。

なぜかというと、最近妻が不機嫌になる時が大体わかってきたのだが
その際に「なんでこういう風に考えられないんだろうか」と僕自身もあまり良い気になっていなかった。
でもそういうふうに感じるということは僕自身が相手を理解しようとせず、心を開いていない状態だったんじゃないかな、と。
「自分の考え以外は全部間違っている」と感じていたのではないだろうか?ということに気付かされた。
もしそうだとしたらとても恥ずかしい。
今後、何かに対して受け入れ難い内容だったときは一度立ち止まって考えてみよう。
そしてどんな第3の案があるのかを考え、行動に移して行きたい。

記事の内容(本の内容まとめ)

ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。