楽じゃないけど、楽しい人生を!

〜読書好きな1児の父の成長記録〜

「第7の習慣」は楽しい

本記事のまとめ

ティーブン・R・コヴィー先生が書いた7つの習慣の内の7つ目の習慣〜刃を研ぐ〜のまとめおよび個人的備忘録になります。

7つ目の習慣を簡潔に表現すると

自分への投資をしよう

となるでしょう。

これまでの第1〜6の習慣を包括する習慣が第7の習慣である。
「再新再生」と本書の中で言われている。

4つの側面

全ての習慣の基礎となる4つの側面を磨き続けることでシナジーが創り出される。
また、どれか一つの側面を研ぐと、少なくとも1つの「7つの習慣」を実践する能力が高まる。
その4つの側面とは以下である。

  • 肉体的側面
    • 運動
  • 知的側面
    • 読書
  • 精神的側面
    • 瞑想や祈りなど
  • 社会的・情緒的側面
    • 他者への貢献

これら4つの側面を日々磨くことで他の習慣の効果や質を上げることができる。
体は資本、というがまさにそのことを指しているように感じる。

肉体的側面

毎日少しでも運動しよう。
運動することで肉体的に鍛えられるだけではなく
自信がついてより主体的になることができる。

知的側面

読書をして新しい知識を身につけよう。
新しい知識を身につけることで視野が広がり多種多様な考えを受け入れやすくなる。

精神的側面

心を安定させる時間を作ろう。
精神的に安定させる時間を作ることで自分を客観的に見やすい状況をつくり
冷静に物事を判断することができる。

社会・情緒的側面

誰かに貢献しよう。
身近の人に対してでも良い。誰かに貢献することでも心の安定を得られる。

毎日の私的成功

4つの側面の肉体・知識・精神的側面を磨くことを「毎日の私的成功」と読んでいる。
これらの私的成功を積み重ねることで人格が築き上げられ、安定した心も手に入れられるのである。

他者への脚本付け

人は影響を与える。どのように接するかで相手は接せられたような人間になる。
本書内では学校での「優秀なクラス」「成績が良くないクラス」それぞれに対して
優秀なクラスには、成績が良くないクラスの教材・教え方をする
成績が良くないクラスには、優秀なクラスの教材・教え方をする
をしたことで、優秀なクラスのIQが下がり、成績が良くないクラスのIQが上昇した、とのこと。
このことは相手に影響を与えることを意味していて
現在の姿ではなく、相手のあるべき姿に対して接することで
相手がそのような人になることを促すことができる。

第7の習慣が与える影響

本書で各習慣の関係として紹介されているのが以下引用文。
少し強引だが、第1から第7の習慣を包括していることを表している。

例えば、あなたが主体的に行動するほど(第1の習慣)、自分の人生を自分で導くパーソナル・リーダーシップ(第2の習慣)と自分を律するパーソナル・マネジメント(第3の習慣)の能力が向上する。パーソナル・マネジメントの能力が高まれば、第二領域に属する再新再生の活動(第7の習慣)を実行できるようになる。そして、まず相手を理解する努力をすればするほど(第五の習慣)、お互いの間にシナジーが創り出され、Win-Winの結果を効果的に見出せるようになる(第4、第6の習慣)。自立に至る習慣(第1、第2、第3の習慣)のどれか一つでもしっかり身につけば、相互依存の関係を育む習慣(第4、第5、第6の習慣)を効果的に実践できるようにある。そして再新再生(第7の習慣)は、他の六つの習慣全てを再新再生させるプロセスなのである。

感じたこと

第7の習慣、一言で言ったら「自分への投資」をしようというお話。
これって言われてみたら当たり前なんやけど、改めて明言されて「できてますか?」って問われると難しい。
僕にとっては特に運動がその一つで、仕事もほぼフルリモートになってからますます運動しなくなった。
平日に家を出ない日も多くなるぐらい。
今回改めて第7の習慣を読み返して、運動は身体の健康を整えるだけではなくて
主体的に運動すること自体が第1の習慣〜主体的になる〜を実践してることになるし
自分自身の内側の安定を得られる自信をつけることにも繋がることを再認識した。
そう考えると、自分から進んで運動するだけで7つの習慣を実践してることになるんだから
運動するに越したことないですよね。笑
コヴィー先生も「楽しく継続できる運動」を推進してることもある為
私は趣味の音楽で汗をかこうと思います。

感銘を受けた言葉

本書の中にいくつか偉人の名言を取り上げて説明することも多いのですが
その中でも感銘を受けたのは、他者への脚本付けで出てきたゲーテの言葉。

現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。
人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長していくだろう。

誰かと接する時に「こういうふうに考えて行動してほしいな」と感じてる時は
この言葉を思い出して、相手のあるべき姿・ありたい姿に対して接するようにしたいと感じた。

また、知的側面での説明の際に読書をすることの重要さに対し

本を読まない人は、読めない人と何ら変わらない。

という言葉もハッとさせられた。
読書をすることでいろんな世界や考え方を得ることができる素晴らしさを知っているから
本を読まないのは勿体無いな、と。
本を読めるんだからたくさん読書していろんなものの見方や考え方を取り入れて視野を広げ続けたいな、と感じました。

精神的側面

僕は精神的側面を研ぐことも兼ねて、日々の生活に瞑想を取り入れている。
毎朝15分、朝起きたらあぐらをかいて、目を瞑り重力を全身で感じ、呼吸に意識を向ける。
なかなか集中できずに他のことを考えてしまう時もあるが、その度に気付き、意識を呼吸に戻すことを繰り返す。

瞑想の効果って「やるから効果が出る」というより「やらなかったら効果が出る」ものな気がしている。
イライラすることが増えたり、感情的になりやすい時は大抵忙しくて瞑想する時間を取れていないことが多い。
日々実践していると気付かないけれど、やらないと「だから調子が悪いのか」と気付く。
迷走することの効果を実感しにくいのは継続する上で難しい一面でもあるけれど
やらなかったらどんなことが起こるかは身をもって感じているから、続けていきたいと思います。

第7の習慣の実践

運動、読書、瞑想、貢献。
これらをすることで「7つの習慣」のうちの一つを実践できるし
それが自分の内面を鍛えることにも繋がるんだから、これは前向きに捉えられる。
自分を磨くことは楽しい。
そう、第7の習慣は楽しいのだ。

記事の内容(本の内容まとめ)

ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。